今回のエントリでは英語キーボードで日本語入力をするときに私の使用している設定について説明します。
さらにおまけとして左CtrlとCapsLockを入れ替える設定も説明します。
私は自宅用デスクトップPC、研究室用ノートPC、サブノートPCの全てで英語キーボードを使用しています。
英語キーボードを使用するときに最初に困るのは、日本語入力と英語入力の切り替えだと思います。
Windowsの英語キーボードでは通常、「Alt + ~」(オルト + チルダ)で入力言語を切り替えます。
しかし複数のキーの同時押しは面倒なので、少し工夫をして快適な入力環境を手に入れましょう。 ちなみに私の環境は3台のPCともメインはWindowsです。
自宅用は自作PC、研究室用はVAIO typeZ(VGN-Z90S)、サブはDELL Inspiron 700mです。
仮想環境にUbuntuも導入していますが、Ubuntuでの設定についてはまた次の機会にエントリします。
右Altに入力言語切り替えを割り当てる
入力言語切り替えを右Atlに割り当てる方法としては、AXキーボード用ドライバを有効にするものがあります。
そのためにレジストリをいじりますが、余計なことをしないように細心の注意を払いましょう。
(PCがおかしくなっても責任を負えません。最悪の場合はシステムの復元をすればいいですね。) ・"C:\Windows\System32"に"kbdax2.dll"が存在することを確認します。
・XPならスタートメニュの「ファイル名を指定して実行」に、Vistaならスタートメニューの「検索の開始」に"regedit.exe"と打ち込み、レジストリエディタを起動します。
・"コンピュータ¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥i8042prt¥Parameters"まで進みます。 ・下記の表のように値を変更します。
値の名称 | データ型 | 値 |
LayerDriver JPN | REG_SZ | kbdax2.dll |
OverrideKeyboardIdentifier | REG_SZ | AX_105KEY |
OverrideKeyboardSubtype | REG_DWORD | 1 |
OverrideKeyboardType | REG_DWORD | 7 |
ちなみに私のVAIO typeZではOverrideKeyboard関連が無かったので新規で作成しました。
結果、以下の図のようになりました。
これで右Atlで入力言語を切り替えられるようになったはずです。
右Ctrlによる「カタカナ」入力モードへの切り替えを無効にする
上記の手順でAXキーボード用ドライバを有効にすると、右Ctrlを押したときにカタカナ入力モードに切り替わってしまいます。 誤って右Ctrlを押してしまうこともあり、これは私にとっては邪魔です。
ということでこれを無効にします。 ちなみにこれは「Microsoft Office IME 2007」を使用している私の環境での設定です。
それ以外でもMicrosoftのIMEなら2002や2003でも同様の方法でできるはずです。
ATOKについてはわかりませんが、設定項目はあると思います。 ・IMEの「プロパティ」を開く。
・「全般」タブの「編集操作」の項目で「キー設定」が「Microsoft IME」になっていることを確認し、「変更」をクリックします。
・「*キー」の列が「カタカナ」のものを選び、「削除」します。
以上でOKです。
「キー設定」が「ユーザー定義」になったことが確認できるはずです。
「Microsoft IME」の設定は残ったままです。
これで誤って右Ctrlを押してしまっても何も起こりません。
それぞれのキーボードによりますが、左Ctrlが一番左下にあり、CapsLockがAの左隣りにあるような配列って結構多いと思います。
しかしCtrlはAの左隣りにあってほしいものです。
なにせCtrlは様々なキーボードショートカットで使われますから、ホームポジションからできるだけ移動しないで押せたほうが効率が上がります。
これもレジストリをいじるのですが、面倒なので以下の方法で一発でやります。
・"capslock.reg "を右クリックからPCに保存します。
・ダウンロードしたファイルをダブルクリック。
・再起動またはログオフ。
以上でOKです。
かなが刻印されたキーボードなんてダサくて使う気がしません。
他にもタイピングの効率や打ちやすさも英語キーボードのほうが良いですよ。
でもこれは好みの問題なので無理な移行はお勧めしません。